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日経BP社 「新媒体発表会」

21日に行われた日経BP社「新媒体発表会」の内容をお知らせします。
毎年恒例になっている「新年・謝恩の夕べ」との同時開催でしたけれど、今回の「新媒体発表会」は、濃い内容だったと思います。

冒頭、河村社長の挨拶では昨年度は厳しかったという言葉も有りましたが、
[前期 売上高549億円 減収減益決算]
今年は積極的に攻めに転じるという事で半期6月までのアクションプランが発表されました。
それらのベースになっているのは「MAG-NET戦略の推進強化/適応範囲拡大」であり、
「雑誌」と「Web」の連携強化に留まらず、

イベント(セミナー/展示会等)やコミュニティとの有機的結合を
より細かいレベルで緻密に行っていく事で、
日経BP社の持つリソースを集中させた「一つの商品」として価値向上を図るようです。
とても真っ当な話だと思います。
それをやろうとしても人とカネが無い会社が多い訳ですが、そこは流石。

「日経ものづくり」新装刊 3/30売(4月号)より
「D&M 日経メカニカル」に「日経デジタルエンジニアリング」を統合して

生まれる新雑誌が「日経ものづくり」です。
(最初、間違えて「日経ものずき」と読んでしまった! (ウソ))
製造業向けの生産材、新素材生成技術や技法、生産ノウハウ、開発経緯などを
扱ってきた「日経メカニカル」と、主に設計/開発現場でのCAD/CAMなどIT活用を
扱ってきた「日経デジタルエンジニアリング」が統合されて
設計/開発から生産/製造までのプロセスを細かな業務改善も含めて応援するのが、
「製造業の課題解決と技術革新を支援する」この新雑誌です。
広告料金は4C1P 694,000円。新装当初の発行部数は32,000部予定。

「日経Automotive Technology」新創刊 6月発売
「D&M 日経メカニカル」が運営している
自動車技術Webサイト「AUTO BIZ」を発展させた季刊雑誌として創刊。
(元々のWebの名前が「Automotive Technology」でしたね)
今回、「日経ものづくり」が創刊されますので編集スタッフも分離独立。
Web、セミナーと連動する「自動車技術の総合情報誌」を標榜します。
広告料金は4C1P 350,000円。発行部数は10,000部予定。

「日経ビズテック(bizTech)」新創刊 6月発売予定
1/20にWebで先行発表された「日経ビズテック」。
ビジネスに技術を活かしていく「ニューリーダーの為の技術経営誌」という事です。発表会資料でも「技術と経営を繋ぐ」という言葉が使用されていますが、
技術情報誌やビジネス誌ではなく、「あくまで経営誌」という話でした。
日本の基幹産業の次世代を担うリーダー予備軍、技術畑出身の経営スタッフなど
読者対象は多岐にわたると思われます。
「日経ビズテック」の開発長を務めた谷島編集委員の書く記事を読んでいた範囲では「IT活用」を連想する印象を私は勝手に持ってしまっていたのですが、

(私がIT系に浸りすぎているのも、しっくり来なかった原因だと思います)
扱われる技術は、もっと普遍的かつ広範囲でしょうし、
(基幹製造業をクローズアップするとエレ、メカ領域が増えそうな気はする)
技術をどうやって、どういう手順でビジネス化するのが良いのかが主題の雑誌でした。
「テクノロジー最大活用指南 経営誌」という理解でもヨイのかもしれません。(意味不明?)
初代編集長となった仲森編集長は、元メカニカルだと思います。
ビズテック局媒体なのは当然なのか?
広告料金は4C1P 800,000円予定。発行部数は30,000部予定。

Webサイト「BizTech」は「nikkeibp.jp」にリニューアル 3月予定
「日経ビズテック」が出来るからという事でもないでしょうが、
既にブランドとして認知されている「BizTech」は「nikkeibp.jp」になります。
「MAG-NET戦略」を進めていく過程では各雑誌や各プロジェクトと連動するWebサイトが
結果的に充実していきますから、それらを束ねる「日経BP社のポータルサイト」として
リニューアルされるという事になります。
専門的な内容の深いコンテンツは傘下の各Webサイトへ誘導する役割ですね。
その他、各種コミュニティ形成のベースとしても機能していくと思われます。
「for Technology and Business」という副題が付いてます。

そうそう、BizTechイノベーターは、「for ビジネスイノベーター」になるんだと思う。

疲れてきたぞ......。
続いてPC誌、コンシューマ誌系統

「日経ベストPC+デジタル」新装刊 3/13売(4月号)より
PCだけではなく、デジタル家電も含めた形のバイヤーズ誌にリニューアルです。
誌面は先行してある程度は変わっていると思いますから、
誌名をより現状に相応しい形としたという事ですね。

Webサイト「WPC ARENA」は「デジタル ARENA」にリニューアル 3月予定
以下同文。(スミマセン)

「モノクル(仮題)」新創刊 4月予定
デジモノ雑誌では有りますが、少し切り口が異なる様子です。
物欲魔人御用達のスペック重視のデジモノ情報誌ではなく、
高感性でスタイリッシュな誌面によって
日々の快適を演出する生活の中に溶け込む素敵な「モノ」を提案する
「デジタルライフスタイル誌」という感じでしょうか?

仮題の「モノクル(monocle)」は単眼鏡の事という事ですが、
阪急コミュニケーションズの「Pen」デジモノ版みたいなコンセプトかもね。
ちと楽しみ。これは(一応?) ビズライフ・センター媒体

「日経CLICK 」 リニューアル 6月予定
これは基本的に口頭のみでの発表でしたが、
やはり、デジタル家電を含めた形へのリニューアルという
文脈内にあるリニューアルのようです。
「日経CLICK 」の場合は、「デジタル・エッジ・トレンド・ナビゲーター」となるそうで、

「ジャンク×ラディカル×先端×若者向け」となると想像致します。
この発表をしたのは「パソコン局の局長」なので、
新生「日経CLICK 」は「パソコン局に正式移管」と考えて良いようです。
また、河村社長は「日経ネットナビ」と統合と発言していましたので、
そういう事なのだと思われます。(社長が言うんだからね。その他、詳細不明ですが)

その他、諸々
・「日経キャラクターズ」隔月刊の定期刊行誌として3月創刊です。
・シニア向けヘルス情報雑誌を開発中(「壮快」とか有るもんね)

※こちらも連動するイベントを開催予定です。
・住宅リフォーム ムック「賢者のリフォーム」4月中旬発売。
(このリフォーム雑誌は建設局扱いだけど「日経ヘルス増刊」...書店販売だからな)

という感じでしょうか?

非常に盛り沢山です。積極的な展開ですね。
その一方で組織も状況に合わせて変化させる必要性を感じます。
昨年の1/1から稼動している「ビズテック局」「ビズライフ・センター」は
元々、何故にそうなったのか理由は忘れちゃいましたが、

今や、有効に機能していない面が多いと思います(余計なお世話だな)。
各種制度改革なども含めた組織改変/再編成は間近なのかもしれませんね。春?
いやー、どこも大変ですなぁ。

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