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2003年01月 アーカイブ

2003年01月31日


「日経システム構築」 誌面刷新 概略

特集は現在の1本から、2本に増加(技術トレンド系 1本)。
事例記事/ケーススタディは毎号6本掲載(レイドバックしがちな失敗の研究ではなく、成功へのセオリーを攻めの姿勢で突き詰める)。

ジャンル毎の検証/調査も充実へ。
初心者向けスキルアップ連載は抑えて、現場SE の要求に即した連載を強化し、
より一層、「システム開発/構築・運用の第一線にいるプロに役立つ」媒体へ。

3月売で「日経オープンシステム」は「日経システム構築」に誌名を変更すると同時に、
初心者層をスッパリ切り離し(その辺は「日経ITプロフェッショナル」に任して)、
一定の経験と実力のある中堅エンジニアが、さらなる研鑚を積む際に標となるべき雑誌へ変貌する。
と、思われる。

2003年01月30日


情報安全社 解散へ

11/18売を最期に休刊となっていた「ネットワークセキュリティマガジン」。
(発行:情報安全社 発売:インプレスコミュニケーションズ)
今回、親会社のフォーバルクリエーティブより解散が発表され、会社諸共、消滅する。
解散のお知らせ
創刊当初に発売元の「 BNN 」が営業停止に陥った事など、不運も付いて廻った感が強いが、セキュリティ分野単独での専門誌展開を行なう体制としては、販売力その他、出版社としての地力が足りなかったという事か。
これでセキュリティ専門誌は翔泳社の「セキュリティマガジン」のみとなった。

2003年01月28日


これは便利なのか? 誰の為に?

ご存知の方も多いと思いますが、昨年12月から各種雑誌の定期購読が申し込めるポータルサイト「富士山マガジンサービス ( fujisan.co.jp ) 」が試験運用(β版)を始めています。

本格オープン時には3,000誌の取扱いを目標にしているそうです。
「お試し」マークの有る雑誌は、何号か無料で読めますが、年間購読の申込をする必要が有るので注意(お試し期間中にキャンセルする事はできる)。
これを「お試し」と表現して良いのか微妙ですね。

上手く表現できないのですけれど、なんか、楽しくないなぁ...という気がしてしまいます。何でかな?

2003年01月23日


日経BP社 「新媒体発表会」

新春恒例の日経BP社「新媒体発表会」が昨日、行われました。
発表された新創刊媒体はサービス・ベンチャー局の2媒体。


・中堅中小企業の為のIT戦略誌「日経アドバンテージ」 4/28創刊

昨年12月に休刊となった「日経IT21 」に代わって中小企業市場に投入されるのは「日経アドバンテージ」
中小企業の経営層/企業戦略決定層に向けて、IT導入/IT有効活用の為に必要な情報を伝える戦略誌。

上村編集長をはじめとする編集スタッフの構成から考えると、
「日経情報ストラテジー」の中小企業版、あるいは「日経IT21 」の読者対象を上方に修正した物
という解釈をする事も可能ですが、
敢えてサービス・ベンチャー局から創刊される事を考えると
「日経ベンチャー」のIT特化版と思って捉えるのが一番良いのだと思います。
(コンピュータ局の媒体ではない、という意味合いは大きい)
IT活用誌というとExcel等の使いこなしを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、
対象読者が経営層/企業戦略決定層なので、そういったPC活用記事が載る雑誌では有りません。
その代わり、経営やビジネスモデル改革にITを活かす為の情報や

実際の成功活用/失敗事例を取り上げる実践的な取材記事、
外部コンサルタントやソリューションベンダーの選定/活用方法などが中心となる筈です。
ちょっと先の為の小難しい啓蒙ではなく、即刻、行動に移せるような中小の経営層に判断しやすい処方を
表層にITがあからさまに露出しない実体を伴った形で読ませて欲しいと思います。
私も超零細企業のタコ社長なので個人的にも、かなり期待しています。頑張って下さい。

販売チャネルは、もちろん直販。発行周期は月刊。
広告料金は4C1P 76万円(強気ですね。取材経費の分、高いと理解しておきます)
発行部数は本年度平均で20,000部を予定。

既存のIT雑誌の中ではメディアセレクトの「ITセレクト」が、それなりに近い位置に有りますが、
書店売りと直販という大きな差が有りますね。
いずれにしても、まずは創刊号を楽しみに待ちましょう。


・食品小売り・流通専門誌「日経食品マーケット」 6/10創刊

IT系雑誌では無いのですが、紹介しちゃいます。
外食産業および中食を扱う「日経レストラン」と連携して、
内食を中心に中食もフォローするGMS や SM 、食品メーカー/卸に向けた食品小売/食品流通の専門誌。

販売チャネル=直販。発行周期=月刊。
広告料金は4C1P 48万円。
発行部数は本年度平均で16,500部を予定。
また、新しい試みとして「日経レストラン」と「日経食品マーケット」は料金表を統一し、
広告掲載料金の回数レートを共用する。

実は「流通関係」は興味あるんですよ。
昔、「日経流通新聞」は購読してましたし、「日経ロジスティクス」を楽しく読んでました。
特に今度は食品関連なので「食い物雑誌好き」としては楽しみです。

そういえば、「激流」って、まだ有る?


・その他、テスト版発行、誌名変更、誌面刷新など

新春の新媒体発表会はご挨拶の意味合いが強いので、新創刊雑誌以外は簡単にしか紹介されません。
その他の情報を掻い摘んでのご報告です。
「日経オープンシステム」 3月売より誌名変更、誌面刷新
新誌名は「日経システム構築」。
「オープンシステム」という言葉は余り使われなくなっていますし、

「オープンソース」の登場以後は混同されてしまう感じも有るので、誌名変更は正解ですね。きっと。
直球勝負のストレートな誌名ですが、ロゴは可愛いです。
漢字入りの誌名も悪くないですね(私は去年から知っていたので慣れただけかも)。
誌面刷新の詳細は現時点で不明ですが、
「より実践的・実務的に」という事なので、情報システム構築と運用現場の味方であり続ける事は確実。

「 Technology Review 日本版」 テスト版を5月に発行
マサチューセッツ工科大学(MIT)のバックアップを受ける最先端テクノロジー情報誌の日本版。
新設された「 BizTech 局」の開発誌です。

(BizTech 局は、BP社のビジネス進展にとって大事な局だね)
内容的にはダイヤモンド社が3月に創刊させる「 Loop 」と競合するのかもしれない。

その他、諸々
・日経コミュニケーション、日経ネットワーク 4月誌面刷新。
・日経CLICK 今春誌面刷新。(ビズライフセンターでどう変わる?)
・医療局から、歯科医向け媒体「日経デンタル」テスト版 2月発行。
・日経パソコン 創刊20周年、日経ソフトウエア 創刊5周年 他。

うーん、まとめるの大変。

2003年01月22日


そろそろ、春先の動きが

年末年始を挟んだので長い事オフレコ情報だった物も週内にはお知らせできます。
[余談]
全般的な部数低下に歯止めを掛けるのが難しいならば、

もう雑誌という雑誌はすべて、
コントロールド・サーキュレーションで「ガンガン、配っちゃう」のも一考の余地ありだよね。
そこから、年間購読に繋げて、直販比率を極端に引き揚げる...そんなに上手く行かないか...
雑誌や書籍に限らず、コンテンツの対面販売ビジネスは、もう時代遅れなのか?
他店と差別化して、専門性を謳っても店舗の必要性が薄いもんなー。
「時代遅れ」というよりは「今の状況にマッチしない」のだろうな。
インターネットは世界を縮めたけれど、日常生活の距離を大幅に拡げてしまったのかもしれない。
そんなこんなで人が本を読まないのは、とても憂うるべき事です。

2003年01月20日


Google の「アドワーズ広告」は面白いなぁ

Webやメールを利用した、所謂、サイバー広告の分野については速攻で最前線から撤退していたので、何かを語る資格は、あまり無いのですけれど、最近、Google の「アドワーズ広告」は面白いと思っています。

アドワーズ広告はサーチワード商品の変型ですが、「申込/原稿作成/ワード設定/試算/ステータス確認/支払」という一連の作業すべてをクライアント自身が、Web上で随時、設定/変更できるシステムが秀逸です。

結果を数字で把握できるサイバー広告は、その道で培った経験やノウハウによる裏付けが無くてもある程度の評価ができる。
つまり、クライアント自身による直接コントロールに最も適している広告媒体だと言えます。
アドワーズ広告のシステムのようにクライアント側とサイバーメディア側が、直接、やり取りを交せる仕組みが適用範囲を拡げて行った時、レップや広告代理店の立場は必然的に地盤沈下せざるを得ません。
専門雑誌畑の人間が判ったような事を...という、ご意見も有ると思いますが、中間業種である我々が既存権益に拘る事で発展の障害となるような事態は避けたいのです。
やるべき事は他にもたくさん有るのですからね。

いかん、ネタ切れで余計な事を書いてしもうた
実はココ ( www.fx-it.com ) の広告を実験的にアドワーズ広告に出してたりします。(笑)

2003年01月17日


アスキー 「インターネットでお店やろうよ! 」再び

11月売で休刊となった「インターネットでお店やろうよ! 」は、総集編として制作された最終号の好調を受けて、1/14に「インターネットでお店やろうよ! 大全[運営編]」を発売しているが、今回、3/13売で「インターネットでお店やろうよ! 大全[ショップオーナー編]」を発行する。
これで「大全シリーズ」は3冊目となり、事実上、隔月ペースでの刊行を続行している事になりますが、ムックに適した題材なので、定期刊行誌としての復活は、なかなか難しい所でしょうね。
同一カテゴリの広告媒体が存在しないので、季刊誌程度での復活が有り得るならば、広告屋としてはウレシイのだけれど。

参照記事■2002/09/25■ ■2002/11/21■

2003年01月10日


毎日コミュニケーションズ 「 PC fan 」 12/15売 合併号の完売を発表

毎日コミュニケーションズは、「 PC fan 」 12/15売(1/1・1/15合併号)の完売を発表した。
1/6 現在の集計結果として「書店/コンビニで 82.8% 」という数字を提示しています。

即売系を合わせた実売率が80%超というのは驚異的ですが、
発表文書の表記は「書店/CVSでの売上…82.8% 」となっていて、
実売率を示した数字なのか判然としません。「売上」って何?
(コンビニって「買い切り」でしったけ...だから売上なのかな)
例によって配本部数の表記は無いので、単純に「部数増加で好調」と受け取る事はできませんが、
「 PC fan 」は「良い新年のスタートを切れた」という事は確かですね。
おめでとうございます。

2003年01月07日


迷子にならないように

日経BP社では1/1付の機構改革の為、年末にお引越しが行なわれました。
本館・新館・別館の間で広告部署などが引越ししていますので、迷子にならないように注意。

そりから、日経BP社の子会社「ベリテ」は1/1付で社名を変更しています。
新社名は「日経BPアド・パートナーズ

キャッチフレーズは「日経BP社にいちばん近い広告会社」。そりゃ、そうだっぺ。

2003年01月06日


お寒うございます

何はともあれ、新年は良い物です。
今年は紀元2663年だったかな。
本年も宜しくお願いします。

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