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インプレス 「iNTERNET magazine」 1/29売から リニューアル

インプレスは、10周年を迎えたばかりの「iNTERNET magazine」を
来月の1/29売(3月号)からリニューアルすると発表した。
編集長には、初代編集長の「井芹編集長」が就任し(発行人兼務)、
副編集長にも実績のある古参編集長級を複数配置。

さらに顧問として村井純 慶応大学教授などを擁する。
簡単に言うと、ネットワーク系の「先端技術志向」雑誌にガラリと変わります。

10年前の創刊時の初心に戻ると言う事なのかもしれませんが、
インターネットブームが終わり、コンシューマ寄りのライバル誌が倒れ行く中で
一般読者からWebマスターやマーケ担当者までをフォローできる
レンジの広いインターネット専門誌として生き残ってきた
西田編集長になってからの現行路線(2nd STAGE 後期)は、
バランスも取れていたし善戦していたと思うのですけれど。競合誌も無くてサ。

(「アフィリエイト」ネタが多すぎる感じはありましたが)
まぁ、インプレスにとっては閉塞感や手詰まり感はあったのかもしれません。

編集方針は
「半歩先のネットワーク関連技術を判りやすく解説」
「現在の市場を見極め、有望な技術を解説し、その可能性を考察する」です。
【次のビジネスイノベーションを発見するネットワーク技術誌】を掲げます。

そして、なんと「中綴じ(A4変型)」になります。CD-ROM付録は付きません。
定価は「1,180円」。(日本で一番高い中綴じ雑誌だったりするかもよ)

それから、「雑誌Webサイト」との連動が強く意識され、
充実した読者向けコンテンツも展開される。
利用される購読者限定認証方式は【特許出願中!】(他社にも無料で使わせてケロ!)
ここでもWebと雑誌の統合、一体化=Webサイト有償化の試みが着々と進められていました。

インプレスはカンパニー制を採用しているので、
無償WebサイトのINTERNET Watchなどは、別のカンパニーですから、
対象を読者を絞った[間接的有償の]雑誌Webサイトを立ち上げる際にも
社内に軋轢や混乱を起こす事無く組織展開していける利点があります。

なお、井芹発行人兼編集長はネットビジネスカンパニー プレジデントでもあります。

......という事で「2nd SATAGE」が取れた、新生「iNTERNET magazine」。
ノリとしては「日経コミュニケーション」や「日経バイト」に通じる所も有りますから、
エンタープライズ・ビジネス向けの媒体を持っていなかったインプレスにとっては
必要なリニューアルであったという理解もできます。
Webでの試みの部分も含めて、是非、頑張っていただきたいと思います。

「3rd SATAGE」じゃ無いのは、オリジナル回帰の想いが有るからでしょうかね?
「iNTERNET magazine オリジナル」だと「ビックコミック」みたいだし。

.........しかし、「2nd SATAGE」初期は、今、考えても風変わりだったなぁ。

なお、リニューアルでフォロー出来なくなる領域の救済や
新たな読者ニーズを考慮した新媒体企画も進行中の事(春以降の創刊?)。
(オマケ : IPv6 magazineがWebだけになっていたよ......知らんかった)

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